Ntripの稼働試験のその後

 Microsoft AzureでUbuntuを選択,HDDを選択の上,A1 standard(1vCPU, 1.75GB)を選ぶ.当初,最低のA0 standardを選びましたが,Ubuntuが重くてほぼ動かない状況で変更しました.xdrpにてリモートログイン,SNIPは無事起動,問題なく動作しました.

 ラズパイ3でUbuntu64bitはご指摘の通り厳しい(メモリ的にも厳しい)です.そこで当初の暫定仕様で試験運用を開始しました.
M8P + Raspberry Pi3 (Raspbian) + STR2STR + モバイルルータ
当初M8PとM8Tの2ストリームで実施しましたが,約6時間で落ちてしまう.

 原因不明ですが,ラズパイ3はM8Pのみにして,別PCにM8TのNtripサーバを担わせて,モバイルルータ共有(ラズパイ3有線LAN,PC無線LANにてモバイルルータと接続)にて連続稼働試験に再度入ります.特に問題ない模様でしたが,これも数日で落ちてしまう.うまくいかないです.

 ..とようやく原因が判明,モバイルルータのバッテリが尽きてしまってモバイルルータが落ちていました.ラズパイ3のUSB給電では充電が間に合わないようです.USBアダプタから充電しながらラズパイ3と別PCの双方を無線LANでつなぐと,ぶつかるのか毎秒送信ができずタイムアウトしてしまう.

 3GB制限の格安SIMを使っているのですが,TCPサーバ運用の場合は接続ユーザがいない場合,パケットの消費は0ですので,利用者が数人,毎日使わない環境のであれば1ヶ月は保ちました.Ntripサーバの場合は,接続ユーザ数に関係なくCasterに常にアップロードしているのでパケット消費が多く,1ヶ月3GBはオーバーします.そこでパケットを消費しない低速モード(200kbps制限)に切り替えて試験運用しています.これが原因の一つかもしれません.

 そこで別PCを有線LAN,ラズパイ3を無線LANにすることで充電も接続もOKとなりました,しばらく試験運用後に展開する予定です.なお,別PCは2ストリームを流すための暫定仕様.基本的にM8Pの1ストリームでの運用を考えています.(ラズパイ3で2ストリームも可能です)

追記1)どうも時間が経つとラズパイ3に接続するM8PのUSBが認識しなくなる模様.M8PをUART接続にて改善するか試験を開始してみる.

追記2) M8P(UART接続)+ Raspberry Pi3 (Raspbian CLIで動作,RAMディスク) + STR2STR + モバイルルータ(無線LAN接続)でやっと安定.3日間連続稼働クリア.屋外物置内で雨風がしのげる環境(外気温での稼働).